ピィ「ふぅ、だいぶ掘ったわね。」
ピィ、アップル、ブゥ、グゥ、キィは穴を掘っていた。
グゥ「まだ掘るんですか?」
ピィ「まだまだ掘るわよ〜!ここに雨水を溜めておくと、喉が渇いた時とかに使えるでしょ。」
アップル「井戸みたいなのを作るわけね?」
キィ「イド?それどんな食べ物なの?」
アップル「食べ物じゃないわよ。」
ブゥ「‥‥レェ、どうしてるかな?」
グゥ「そうですね‥。」
ピィ「全く、意地張ってないで出てきたら良いのに!」
その頃レェは。
ガッ!ガッ!ガッ!
レェ「くっそ!ぜぇぜぇ‥‥‥。」
まだ長靴に穴を空けようとしていた。
レェ(あいつら見てろよ。必ず穴を空けて脱出してやる。そんで全員に謝らせてやる。)
レェ(なんてな。ぜぇぜぇ‥‥。)
ガッ!ガッ!
その時。
レェ「!!」
今までと違う手応えを感じるレェ。
レェ(空く‥!空くぞ‥!)
小さく空いた穴に指を引っ掛け、力を振り絞り精一杯広げる。
レェ「空いた‥!空いたぞ!!!はははは!!!」
開いた穴から顔を出すレェ。
その先には‥‥。
謎の女性「!」
レェ「‥‥‥。」
「‥‥‥‥‥。」
レェ「わ、わ、わ‥‥、わあーーーーーーーーーーー!!!!!!」
女性の持っていた凶器のようなものにびっくりし、逃げ出すレェ。
謎の女性「ちょっと待って!!」
鋭い凶器で女性はレェの空けた穴を広げ、長靴の中に入ってくる。
レェ「わあーーーーー!!わあーーーーーーー!!来るなーーーーー!!」
キィ「ねぇ今レェの声聞こえなかった?」
アップル「え?うそ。」
グゥ「僕も聞こえました。」
アップル「あんた達本当に耳が良いわね。」
レェ「わあーーーーー!!わあーーーーー!!」
ブゥ「レ、レェ!」
ピィ達の所へ現れるレェ。
ピィ「ちょっとくっつかないでよ!」
レェ「た、助けてくれ!!変な武器持った穴で女が追いかけてきて!!」
ピィ「何言ってるかわからないわよ。」
謎の女性「はぁ、はぁ、やっと追いついた‥。」
鋭い凶器を持った女性もピィ達のもとへ現れた。
ブゥ「ひ、ひぃ!」
グゥ「な、なんですか?あなたは?」
キィ「ちょ、ちょっと待ってよ!あたし達をどうする気?!」
アップル「あれ?アーモンドじゃない?」
ピィ「‥‥え?知り合い?」
アーモンド「あら?アップル?こんなとこで何してるの?」
アップル「アーモンドもどうやってここに‥。」
アーモンド「私はマカロンを追いかけてきたのよ。はっ!そうだ!マカロン!私よ!覚えてない?!」
ピィ、レェ、グゥ、ブゥ、キィ「‥‥え??」
果たしてこのアーモンドという女性は何者なのか?そしてピィ達との関係は?
第8話 長靴の向こうで
おわり
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