マカロン 第8話 長靴の向こうで

絵本『マカロン』

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ピィ「ふぅ、だいぶ掘ったわね。」

ピィ、アップル、ブゥ、グゥ、キィは穴を掘っていた。

グゥ「まだ掘るんですか?」

ピィ「まだまだ掘るわよ〜!ここに雨水を溜めておくと、喉が渇いた時とかに使えるでしょ。」

アップル「井戸みたいなのを作るわけね?」

キィ「イド?それどんな食べ物なの?」

アップル「食べ物じゃないわよ。」

ブゥ「‥‥レェ、どうしてるかな?」

グゥ「そうですね‥。」

ピィ「全く、意地張ってないで出てきたら良いのに!」

その頃レェは。

ガッ!ガッ!ガッ!

レェ「くっそ!ぜぇぜぇ‥‥‥。」

まだ長靴に穴を空けようとしていた。

レェ(あいつら見てろよ。必ず穴を空けて脱出してやる。そんで全員に謝らせてやる。)

レェ(なんてな。ぜぇぜぇ‥‥。)

ガッ!ガッ!
その時。

レェ「!!」

今までと違う手応えを感じるレェ。

レェ(空く‥!空くぞ‥!)

小さく空いた穴に指を引っ掛け、力を振り絞り精一杯広げる。

レェ「空いた‥!空いたぞ!!!はははは!!!」

開いた穴から顔を出すレェ。

その先には‥‥。

謎の女性「!」

レェ「‥‥‥。」

「‥‥‥‥‥。」

レェ「わ、わ、わ‥‥、わあーーーーーーーーーーー!!!!!!」

女性の持っていた凶器のようなものにびっくりし、逃げ出すレェ。

謎の女性「ちょっと待って!!」

鋭い凶器で女性はレェの空けた穴を広げ、長靴の中に入ってくる。

レェ「わあーーーーー!!わあーーーーーーー!!来るなーーーーー!!」

キィ「ねぇ今レェの声聞こえなかった?」

アップル「え?うそ。」

グゥ「僕も聞こえました。」

アップル「あんた達本当に耳が良いわね。」

レェ「わあーーーーー!!わあーーーーー!!」

ブゥ「レ、レェ!」

ピィ達の所へ現れるレェ。

ピィ「ちょっとくっつかないでよ!」

レェ「た、助けてくれ!!変な武器持った穴で女が追いかけてきて!!」

ピィ「何言ってるかわからないわよ。」

謎の女性「はぁ、はぁ、やっと追いついた‥。」

鋭い凶器を持った女性もピィ達のもとへ現れた。

ブゥ「ひ、ひぃ!」

グゥ「な、なんですか?あなたは?」

キィ「ちょ、ちょっと待ってよ!あたし達をどうする気?!」

アップル「あれ?アーモンドじゃない?」

ピィ「‥‥え?知り合い?」

アーモンド「あら?アップル?こんなとこで何してるの?」

アップル「アーモンドもどうやってここに‥。」

アーモンド「私はマカロンを追いかけてきたのよ。はっ!そうだ!マカロン!私よ!覚えてない?!」

ピィ、レェ、グゥ、ブゥ、キィ「‥‥え??」

果たしてこのアーモンドという女性は何者なのか?そしてピィ達との関係は?

第8話  長靴の向こうで

おわり

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