大きな長靴を見つけた5匹のマカロン。
ピンクのマカロン「あの中から聞こえるわね。」
青いマカロン「で、でもどうするの?あの中に入ったとして、どうやって戻ってくるの?」
ピンクのマカロン「待ってて!今クッキーを呼んでくる!クッキーなら長いツタを使ってなんとかしてくれるかも。」
その時。
ビュオオオオオ!!
「わあああああああ!!!」
強風で5匹のマカロンは飛ばされてしまいました。
ドドドドドドッッッ!ドシンッ!!
緑のマカロン「ふあああ〜。痛いですぅ〜。」
ガサガサガサガサ
ピンクのマカロン「いたたた‥。ここは‥。」
赤いマカロン「長靴の中に入っちまったみてえだな。」
青いマカロン「ええええ!そ、そんなぁ〜‥。」
ピンクのマカロン「困ったわ‥。どうしましょう‥。」
??「ひっく、ひっく‥。」
ピンクのマカロン「ん?さっきの泣き声じゃない。」
黄色のマカロン「あ!ねえねえ!なんかあっちの方光ってるよ!」
赤いマカロン「行ってみるぞ。」
光が見える方へ行ってみると、そこには妖精の少女が。少女の周りはぼんやりと光っていた。
妖精の少女「うぅ‥。うっ。あ、あれ?あなた達は?」
ピンクのマカロン「あなたの泣き声が聞こえて来てみたのよ。」
緑のマカロン「こんな所でどうしたのですか?」
妖精の少女「大きな長靴があると思って入ってみたの。そしたら転んで羽を傷つけちゃって‥。」
ピンクのマカロン「それでここから出れなくなっちゃったってわけね。」
妖精の少女「そうなの。でも良かった!あなた達が来てくれて!これでここから出られるわ!」
緑のマカロン「あ、あの‥それが‥。」
黄色のマカロン「あたし達も出られなくなっちゃったんだよねー!」
妖精の少女「えっ?!何で?!あなた達羽があるじゃない!飛べるでしよ?!」
青いマカロン「ちょっとしか飛べないんだ‥。」
妖精の少女「‥‥ええ!?なにそれーっ!!」
緑のマカロン「あははは〜。すみません。」
妖精の少女「さ、さてはあんた達太ってるからちょっとしか飛べないのね!」
赤いマカロン「なんだと!元はと言えばお前がビービー泣いてるからこうなったんだぞ!」
ピンクのマカロン「落ちついて!」
緑のマカロン「と、とにかく助けを求めましょう!」
黄色のマカロン「お〜〜いっ!誰か助けて〜!」
青いマカロン「うえぇぇん!助けて〜〜〜!」
緑のマカロン「誰かー!助けてくださいー!」
ピンクのマカロン「私達は聞こえたんだけど‥。」
赤いマカロン「オレ達みたいに耳がいいやつはいないのか‥。」
長靴の中に閉じ込めらてしまった5匹のマカロンと妖精の少女。
果たして助けは来るのだろうか‥。
第2話 妖精の少女おわり
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